メール認証のDNSレコード

SPF・DMARCの確認方法:レコードの調べ方・読み方・直し方

SPF・DKIM・DMARCのレコードを自分で調べて読む方法、設定を壊す典型的なミス、DMARCポリシーをnoneからrejectへ安全に進める手順、大手メールサービスが送信者に求める要件をまとめます。

文字を刻んだ象牙色の記録板4枚のうち1枚を銅色のレンズが調べ、その板がミント色の糸で封をした象牙色の封筒とつながり、後ろには封をしていない灰色の封筒が控えている概念図
概念を表すイラスト

SPFやDMARCのチェックツールがしているのは、いくつかのDNSのTXTレコードを読み、書式が正しいかを判定することです。同じ問い合わせは自分でも実行できます。レコードを直接読めば、合否の表示だけでは分からないこと、つまり、どのサーバーがそのドメイン名でメールを送ってよいのか、認証に失敗したメールを受信側にどう扱ってほしいのか、レポートがどこに届くのかまで分かります。

この記事では、それぞれの仕組みが何を確認するのか、レコードの読み方、DMARCポリシーを安全に強める手順、メールを送らないドメインに公開しておくもの、Gmail・Yahoo・Outlook.comの送信者要件を順に説明します。国内での導入状況と行政の要請にも触れます。ドメイン名とIPアドレスはすべて例です。

このガイドの対象範囲

無料の公開準備スナップショットは、入力したホスト名そのものに対してSPF、DMARC、MTA-STS、CAAのレコードを読みます。DKIMは確認せず、SPFのinclude:の展開、MTA-STSのポリシーファイルの取得、親ドメインのレコードの参照も行いません。

SPF・DKIM・DMARCはそれぞれ何を確認するのか

仕組み公開する場所受信側が確認すること対象のドメイン
SPFexample.comのTXT送信サーバーのIPアドレスが記載されているかエンベロープ送信者(MAIL FROM。受信後はReturn-Pathとして表示される)
DKIMselector._domainkey.example.comのTXT公開されている鍵で署名を検証できるかd=に書かれた署名ドメイン
DMARC_dmarc.example.comのTXTFromと整合するドメインでSPFかDKIMが成功したか読み手が目にするFromのドメイン

SPFとDKIMは、どちらも読み手の目に触れないドメインで成功することがあります。DMARCはこの隙間をアライメント(整合)で埋めます。Fromのドメインと整合するドメインでSPFかDKIMが成功すればメッセージはpassになり、整合した成功が一つあれば足ります。既定の緩やかなアライメント(relaxed)では組織ドメインが同じであればよく、bounce.example.comはexample.comと整合します。厳格なアライメント(strict)では完全一致が必要です。

架空のメール配信サービスで考えてみます。このサービスはnews@example.comとしてメールを送りますが、エンベロープ送信者には自社のexample.netのバウンス用ドメインを使います。SPFはexample.netで成功しても整合しないため、DMARCでpassになるのは、サービスがd=example.comでDKIM署名している場合だけです。

digやnslookupでSPF・DMARCレコードを確認する方法

必要なのはdig(Linux、macOS)かnslookup(Windows)だけです。

dig +short TXT example.com
dig +short TXT _dmarc.example.com
dig +short MX example.com
nslookup -type=TXT _dmarc.example.com

SPFレコードは、v=spf1で始まるTXTレコードです。ほかのサービスの所有確認用トークンが同じ名前に並んでいることもよくあります。DMARCレコードは、_dmarcにあるv=DMARC1で始まるTXTレコードです。SPFはエンベロープ送信者のドメインで確認します。これはFromのドメインと異なる場合があり、届いたメールのReturn-Pathヘッダーで分かります。

DKIMの公開鍵は外から一覧できません。鍵がセレクターごとの名前に置かれているためです。自分が送ったメールのDKIM-Signatureヘッダーでs=とd=の値を読み、その名前を問い合わせます。たとえばdig +short TXT s1._domainkey.example.comです。

レコードを変更した直後は、TTLが切れるまでリゾルバーが古い応答を返すことがあります。いま公開されている内容を見るには、dig +short NS example.comで権威DNSサーバーを調べ、そこへ直接問い合わせます(dig +short TXT example.com @ns1.example.net)。最後に、自分で管理しているメールボックスへ実際にメールを送り、Authentication-Resultsヘッダーを読みます。Gmailなら「メッセージのソースを表示」で確認できます。受信側がSPF、DKIM、DMARCをどう判定したかが書かれており、最終的に意味を持つのはこの結果です。

SPFレコードの読み方

v=spf1 ip4:192.0.2.10 include:_spf.mail.example.net -all

メカニズムは左から順に評価され、最初に一致したものが結果を決めます。それぞれに修飾子を付けられます。+はpass(省略時の既定)、-はfail、~はsoftfail、?はneutralです。

項目一致する条件DNS参照
ip4: / ip6:IPアドレスが記載された範囲に含まれるなし
a / mxIPアドレスがそのドメイン、またはそのMXホストのものであるあり
include:別ドメインのレコードがpassを返すあり。参照先の中の参照もすべて数える
exists:、ptr、redirect=使われることは少ない。RFC 7208はptrを使うべきでないとしているあり
all常に一致する。それまでに一致しなかったすべてのサーバーの結果を決めるなし

~allと-allのどちらにするか

~allは、記載のないサーバーは「おそらく許可されていない」という意味で、受信側はそれだけを理由に拒否すべきではないとされています。-allは「許可されていない」という意味で、その後どう扱うかは受信側のポリシー次第です。どちらも妥当な選択で、ドイツの連邦情報セキュリティ庁(BSI)もどちらでもよいとしています。RFC 9989は一つ注意を加えています。-allの場合、SMTPセッションの早い段階でSPFを確認する受信側は、整合したDKIMがあればpassになったはずのメッセージ(典型的には転送されたメール)を拒否することがあり、その拒否はDMARCレポートに現れません。?allや、allの記載がないレコードは、記載のないサーバーについて何も表明していません。+allはインターネット上のあらゆるIPアドレスをpassにするので、決して公開しないでください。

DNSルックアップは10回まで

受信側が評価する、DNS問い合わせを伴う項目は、includeで参照したレコードの中のものも含めて最大10個です(4.6.4節)。超えると結果はpermerrorになり、SPFはDMARCのpassに役立たなくなります。応答が返らない参照(void lookup)にも別の上限があり、2回を超えた場合もpermerrorにすべきとされています。見た目には4項目しかないレコードでも、参照先のレコードがさらにincludeを含んでいれば上限を超えることがあるので、再帰的に数えてください。上限内に戻すには、使っていないサービスを外し、自社で管理するアドレスはip4/ip6で書き、大量に送信するサービスには専用のバウンス用サブドメインとそのSPFレコードを用意します。プロバイダーのIPアドレス範囲を自分のレコードに書き写す「フラット化」は、プロバイダーが範囲を変えると古くなります。

1つの名前にレコードは1つ

同じ名前にv=spf1で始まるTXTレコードが2つあるとpermerrorになるので、1つにまとめます。255文字を超えるレコードは、1つのTXTレコードの中で複数の引用符付き文字列に分けて書きます。受信側はそれらを空白なしで連結します。SPFは継承もされません。example.comのレコードはmail.example.comには適用されないので、エンベロープ送信者として使う名前ごとにレコードが必要です。

DMARCレコードの読み方

DMARCの仕様は現在RFC 9989(2026年5月)です。RFC 7489に代わる、標準化過程(Standards Track)の仕様です。レコードは引き続き_dmarcに置き、v=DMARC1で始めます。

v=DMARC1; p=quarantine; rua=mailto:dmarc-reports@example.com; adkim=r; aspf=r
タグ意味
v=DMARC1最初のタグでなければならない。そうでなければレコード全体が無視される
pnone(監視のみ)、quarantine(疑わしいものとして扱う)、rejectのいずれか。pのないレコードはnoneとみなされる
sp / npspは既存のサブドメイン、npは存在しないサブドメインに適用される。npがなければsp、それもなければpが使われる
rua集計レポートの送付先。指定しなければレポートは届かない
adkim / aspfr(relaxed、既定)またはs(strict)のアライメント
t=y新設。公開したポリシーより1段階弱く適用するよう受信側に求める(rejectはquarantineとして、quarantineはnoneとして)
pct削除された。0と100以外の値は受信側によって適用がまちまちだったとRFCは説明している

example.comのレコードは、自身のレコードを持たないサブドメインにも適用されます。受信側はRFC 9989が「DNS Tree Walk」と呼ぶ方法でこれを見つけます。集計レポートを送る受信側は、通常1日ごとにXMLファイルで届け、そのドメインを名乗って送信したIPアドレスと、その認証結果を一覧にします。ruaの宛先がレポート分析サービスなど別の組織ドメインにある場合は、そのドメインがexample.com._report._dmarc.reports.example.netのような、v=DMARC1で始まるTXTレコードを公開している必要があります(RFC 9990の4節)。ない場合、受信側はその宛先を無視します。

noneからrejectへ

  1. そのドメインで送信しているサービスをすべて洗い出します。メールサービス、メルマガ配信、CRM、請求、サポートデスク、Webサイトの問い合わせフォームなどです。
  2. rua付きでp=noneを公開し、レポートを読みます。
  3. 正規の送信元が、アライメント付きでpassになるまで一つずつ直します。優先するのはDKIMです。転送されてもたいてい残るのに対し、SPFは転送で失敗します。
  4. quarantineに移行し(先にt=y付きで試してもかまいません)、その後rejectを検討します。

国内では、フィッシング対策協議会の解説資料も迷惑メール対策推進協議会のDMARC導入ガイドラインを引き、p=noneから始めてレポートで認証結果を確かめながら、quarantine、rejectと強度を上げていく進め方を紹介しています。RFC 9989は、利用者がメーリングリストに投稿するドメインはrejectを公開すべきでない(SHOULD NOT)としています。それでもrejectにしたい場合は、少なくとも1か月はnone、同じくらいの期間quarantineで運用し、結果を比べてからにするよう求めています。rejectを公開するドメインは、メールにDKIM署名をしなければなりません(MUST)。BSIのTR-03182はより厳しい立場で、送信ドメインはrejectを要求すべき(SHOULD)としています。請求書や通知だけに使うドメインと、社員がメーリングリストで使うドメインとでは事情が違います。RFC 9989は受信側にp=rejectだけを理由に拒否しないよう求めていますが、実際にはFrom行を変えずに配送されるメーリングリストのメールがしばしば拒否されていることも認めています。

メールを送らないドメインの設定

使っていないドメイン、タイプミス対策で取得したドメイン、Webのリダイレクトにしか使わないドメインも、偽装されたFrom行に使われることがあります。RFC 7208は、メールを送らないドメインにSPFレコードを公開することを確立したベストプラクティスとしています。架空の未使用ドメインに設定する一式は次のとおりです。

example.net.         TXT  "v=spf1 -all"
_dmarc.example.net.  TXT  "v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@example.com"
example.net.         MX   0 .

SPFレコードは誰も許可せず、正規のメールがないのでp=rejectにしても失うものはありません。RFC 7505のnull MXは、このドメインがメールを受け取らないことを示します。そのためレポートはexample.comで受け取り、example.com側でexample.net._report._dmarc.example.comを公開します。BSIのTR-03182も、未使用ドメインにはこの組み合わせを必須(MUST)としています。DMARCのポリシーはサブドメインにも及びますがSPFは及ばないので、独自のAレコードやMXレコードを持つサブドメインにもv=spf1 -allを設定してください。

Gmail・Yahoo・Outlook.comが送信者に求める要件

事業者大量送信者の基準すべての送信者大量送信者に追加で必要なもの
Gmail(個人アカウント)個人のGmailアカウント宛てに1日およそ5,000通以上。主ドメインごとに数え、一度該当すると以後もその扱いが続くSPFまたはDKIM、正引き・逆引きDNS、TLS、迷惑メール率0.3%未満SPFとDKIM、DMARC(p=noneで可)、アライメント、マーケティングメールのワンクリック登録解除
Yahoo基準は公表されていないSPFまたはDKIM、正引き・逆引きDNS、迷惑メール率0.3%未満SPFとDKIM、p=none以上でpassするDMARC、2日以内に処理するワンクリック登録解除
Outlook.com(hotmail.com、live.com、outlook.com)1日5,000通超この発表の対象外SPFとDKIMのpass、SPFまたはDKIMと整合したp=none以上のDMARC。2025年5月5日から適用

Gmailは2025年11月から、拒否を含めて適用を段階的に強めています。Googleのルールが対象とするのは個人のGmailアカウントで、Google Workspaceの受信者は含みません。GoogleとYahooは1024ビット以上のDKIM鍵を求めています。Microsoftは要件を満たさないメールを550 5.7.515で拒否します。3社ともp=noneを認めていますが、これは要件を満たすだけで、なりすましメールをどう扱ってほしいかは何も表明していません。完成形ではなく、途中の段階として扱ってください。なお、表のYahooは米Yahoo(Yahoo Mail)の送信者向けページの内容です。日本のYahoo!メールは別の事業者が運営しているサービスなので、送信要件はそちらの案内で確認してください。

国内の導入状況と行政の要請

総務省の令和7年版 情報通信白書によると、JPドメインでの導入率は2024年9月時点でSPFが約88.4%、DMARCが約32.6%です。フィッシング対策協議会の解説資料によれば、同協議会が観測しているメールアドレスに届いたフィッシングメールのうち、平均74.9%が正規サービスのドメイン名を送信元に使った「なりすまし」でした。同じ資料によれば、2023年2月には経済産業省・総務省・警察庁が連名で、クレジットカード会社などにDMARCの導入をはじめとするフィッシング対策の強化を要請しています。2025年9月1日には総務省が事業者団体を通じて電気通信事業者にフィッシングメール対策の強化を文書で要請し、その際、政府の「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」が送信ドメイン認証技術(DMARC等)への更なる対応促進を掲げていることに触れています。

MTA-STSとCAA:あわせて確認したい2つのレコード

MTA-STS(RFC 8461)は受信するメールを守る仕組みです。信頼できる証明書でTLSを提供していないMXホストには配送しないよう、送信側に伝えます。_mta-sts.example.comにv=STSv1; id=20261001000000Z;のようなTXTレコードを置き、https://mta-sts.example.com/.well-known/mta-sts.txtにモード、MXの名前、max_ageを書いたポリシーファイルを公開します。最初はtestingモードで始めます。このモードでは送信側は配送を続け、_smtp._tls.example.comでTLSレポートを設定していれば失敗を報告してくれます。その後enforceに切り替えます。ポリシーを変えたら、そのたびにidも変えてください。

CAA(RFC 8659)は、そのドメインのTLS証明書を発行してよい認証局を指定します。たとえばCAA 0 issue "ca.example.net"です。公的に信頼された認証局は、発行前にこれを確認しなければなりません。ただし、許可された認証局による誤発行は防げず、ブラウザもCAAを使いません。example.comのレコードは、自身のレコードを持たないサブドメインにも適用されます。CDNが使う認証局も含めて利用中の認証局をすべて記載しないと、証明書の更新に失敗することがあります。証明書についてはTLSとセキュリティヘッダーの解説で詳しく扱っています。

SPF・DMARCのよくある設定ミスと直し方

ミス影響直し方
同じ名前にv=spf1のレコードが2つあるpermerror1つのTXTレコードにまとめる。長ければ複数の文字列に分ける
includeの中まで数えると参照が10回を超えるpermerror使っていないincludeを外し、ip4/ip6を使う
+all、?all、またはallがない+allはすべてのサーバーをpassにし、ほかは何も除外しない~allか-allで終える
配信サービスが自社のバウンス用ドメインでしかSPFに成功しない整合しない自分のドメインでDKIM署名させる
DMARCをドメイン名そのものに置いている、またはv=DMARC1が先頭にない見つからない、または無視される_dmarcに、バージョンを先頭にして公開する
ruaが別ドメイン宛てなのに認可のレコードがないレポートが届かない_report._dmarcのレコードを追加する
SPFだけに頼る送信元があるのにp=reject転送されたメールが失敗する先にすべての送信元でDKIMを設定する
ポリシーを段階導入するためpctを100未満にしている標準から削除された。部分的な値は受信側で適用がばらついていたpctを外し、試験中はt=yを使う

無料の公開準備スナップショットがメールのDNSで確認すること

Sitelemetryの無料の公開準備スナップショットは、登録なしで1つの公開オリジンに8項目のパッシブなチェックを行います。ペネトレーションテストではなく、6領域の監査でもありません。8項目のうち一つがメール関連のDNSレコードの確認です。

  • 入力したホスト名そのものを調べます。MX、TXT、_dmarc、_mta-sts、CAAを入力したホスト名で問い合わせ、親ドメインにはさかのぼりません。www.example.comにレコードがなくても、example.comが無防備だということにはなりません。メールに使っているドメインのレコードを読ませたいときは、そのドメイン自体(www.example.comではなくexample.com)を入力してください。スコアを出すには、そのドメインがアドレスに名前解決できる必要があります。
  • SPF。レコードがないことは、そのホストにMXレコードがある場合に限って指摘されます(重要度「中」)。+allは「高」、?allは「低」で、~allと-allでは何も指摘されません。DNS問い合わせを伴う項目が10個を超えると指摘されますが(「中」)、include:の中はたどらないため、数えるのは最上位のレコードの項目だけです。
  • DMARC。レコードがないことは、MXレコードがある場合に限って指摘されます(「中」)。p=noneは監視モードとして「低」で示され、quarantineかrejectなら合格です。sp、pct、rua、アライメントは評価しません。
  • MTA-STSとCAA。_mta-stsのTXTレコードがないことは、MXレコードがある場合に限って「低」として示されます。ポリシーファイルは取得しません。CAAはレコードがあれば合格、なければ「低」のシグナルで、内容と実際の証明書の照合はしません。
  • 確認しないもの:DKIM、TLSレポート、DNSSEC。

結果は、スコアとグレード、堅牢化グレード、リスクシグナルと合格チェックの数、重要度の高い順に最大3件のシグナルです。そのため、メールに関する指摘がWebの指摘に押し出されて表示されないこともあります。アドレスに名前解決できない名前にはスコアが出ません。8項目すべての確認方法はWebサイト公開前チェックリストで、継続的な見直しはDNSとメールの安全性の解説で扱っています。

よくある質問

SPFレコードの末尾は~allと-allのどちらにすべきですか?

どちらも妥当です。-allは記載のないサーバーを「許可されていない」、~allは「おそらく許可されていない」とします。RFC 9989は、-allの場合、早い段階でSPFを確認する受信側が、整合した有効なDKIM署名を持つ転送メールまでDMARCの評価前に拒否することがあると指摘しています。+allは決して使わないでください。

DMARCはp=noneのままで十分ですか?

Gmail、Yahoo、Outlook.comが大量送信者に求めるDMARCポリシーの最低条件は満たし、ruaを指定すればレポートも届き始めます。ただし認証に失敗したメールをどう扱ってほしいかは何も表明していないので、p=noneの期間に正規の送信元を見つけて直し、その後quarantineへ進めてください。

example.comのDMARCレコードはサブドメインにも適用されますか?

自身のDMARCレコードを持たないサブドメインには適用されます。受信側は、spやnpが設定されていれば既存のサブドメインにsp、存在しないサブドメインにnpを適用し、なければpを使います。SPFは継承されないので、送信に使う名前ごとにSPFレコードが必要です。

SPFが成功していてもDKIMは必要ですか?

必要です。メールが転送されるとSPFはたいてい失敗しますが、DKIMは多くの場合残ります。Gmail、Yahoo、Outlook.comは大量送信者に両方を求めており、RFC 9989もp=rejectを公開するドメインにDKIMを求めています。

無料の公開準備スナップショットでDKIMは確認できますか?

できません。DKIMの鍵は、実際のメールにしか現れないセレクターの名前の下に置かれています。自分で管理しているメールボックスにメールを送り、DKIM-SignatureヘッダーとAuthentication-Resultsヘッダーを読んでください。

出典・参考資料

  1. RFC 7208:Sender Policy Framework(SPF)www.rfc-editor.org
  2. RFC 9989:DMARCwww.rfc-editor.org
  3. RFC 9990:DMARC集計レポートwww.rfc-editor.org
  4. Google:メール送信者のガイドラインsupport.google.com
  5. Yahoo Sender Hub:Sender requirements and recommendationssenders.yahooinc.com
  6. Microsoft:Outlook’s requirements for high-volume senderstechcommunity.microsoft.com
  7. RFC 8461:SMTP MTA Strict Transport Security(MTA-STS)www.rfc-editor.org
  8. フィッシング対策協議会:送信ドメイン認証技術「DMARC」の導入状況と必要性についてwww.antiphishing.jp
  9. 総務省:令和7年版 情報通信白書「送信ドメイン認証技術の導入状況」www.soumu.go.jp
  10. 総務省:フィッシングメール対策の強化に関する要請(令和7年9月1日)www.soumu.go.jp
  11. BSI TR-03182:Email Authentication(PDF)www.bsi.bund.de
Sitelemetryチーム

Sitelemetry編集チームが作成しています。詳しく学ぶには、掲載した参考資料をご覧ください。

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